雰囲気が柔らかいイケメン

アウトロー採用参加者の話を個別で聞いてみたく、インタビューを企画した。

今回インタビューさせていただいたkentさんはこのブログのITチームの一人である。技術的な事はすべてITチームにお任せしているのでいつも助かっている。

kentさんとは最初のワークショップから一緒で何回か話した事があるが、実は二人で会うのは今回が初めてである。印象としては「雰囲気が柔らかいイケメン」。

グループワークでもゆったりとしてペースで、物事を深く考察し意見を述べていた記憶がある。


多様性への興味

新宿で待ち合わせ、とある喫茶店でお話を伺う事に。

「生まれが福井で、小学生の時は埼玉で、卒業後に大阪の中学に行きました」

環境の変化が多い幼少時代であったらしい。中学に入学するとkentさんは言葉の壁にぶつかる。

「関西では、東京の言葉は気持ち悪く聞こえるんです。しかも中学生ってストレートじゃないですか。それで、上手くいかなかったというか。ただこの時の経験が原動力になっている部分もあります

以前、一緒になったグループワークでkentさんは「失敗・変人・多様性が許容される社会を実現したい」と話してくれた事がある。中学で大阪に行き、自分が強制的に少数派の立場になってしまった。多様性への興味・関心はここから生まれたのかもしれない。自分にとっての普通は相手にとっての普通ではないし、逆もまた然りである。

そして高校・大学へ。

「高校は和歌山、大学は京都へ行きました」

なるほど、kentさんのゆったりとした雰囲気は京都に通ずるものがある。そういえば、ITは昔から詳しかったのだろうか。

「大学は理系でした。ただITとは関係ない学部です。ITに興味を持ち始めたのはブログを作ってみようと思ったのがきっかけです」

ちなみにkentさんが書いているブログのURLはこちらhttp://masteroffinance.lolipop.jp/wordpress/

当時のブログの内容は日々の雑感や就職活動への違和感等だったらしい。

就活って一貫性がないし矛盾してると感じるんです。アウトロー採用のホームページにも書いてますが、リクルートスーツを着て個性を出すって…」


目標とする人物に出会う

就職活動への違和感を感じつつも、大学時代にkentさんは自分自身のロールモデルとなる人物と出会う。

「ビジネスサークルに所属していたのですが、そこでベンチャーキャピタルで働かれている方とお会いする機会がありました。その方が非常に魅力的で海外の大学院を卒業されていたので、自分も海外の大学院を目指しました。そこで英語を勉強しました」

自分の目標が定まった瞬間だった、とkentさんは話してくれた。多様性・失敗が許容される社会を実現するための方法として、ベンチャーキャピタルで働く。僕も含め、やりたい事や目標の方向性が分からない人も多い。そんな中、kentさんは明確な目標を持っている。

「ただ、海外の大学院には行けなかったんです」

理由は金銭的な問題と実力不足だったという。

「そこで、3か月前に東京に来ました」

会社数の多さから、kentさんは上京する事を選んだ。そして、現在kentさんはベンチャーキャピタルにてインターンをしている。自分の目標を定め、前に進んでいる印象を受ける。

しかし、目標が明確であるがゆえのしんどさも感じているらしい。

以前、御茶の座に参加させてもらった際、kentさんもいらっしゃった。

http://outlawmembers.hungry.jp/2014/?p=1209

その場で他のアウトロー参加者に「kentさんは、目の前のぶら下がっているニンジンを手に入れようと必死に走ってるけど手に入らない事に苦しんでいる。走れば走るだけニンジンも遠ざかる。目標や向上心があるからこそしんどい思いをしているんじゃないか」と指摘されていた。

kentさんはあの時、心を丸裸にされていたのではないだろうか。

ただ、ニンジンは手に入っていないが、走った分だけ筋力も体力もついているのだ。kentさんは「英語」「IT」「ファイナンス」に関する経験を持っている。全て、今後必要とされるジャンルである。僕は羨ましいが…。

全部中途半端なんですよ。アウトロー採用参加者には僕より英語が話せたり、ITについて詳しい方いますし」

確かにそのアウトロー採用参加者達は凄い。よく噂も聞く。ただ、3つのジャンルを網羅しているのはkentさんだけである。僭越ながらもっと自信を持っていいのではないか、と口を挟んだ。

「そうんなんですかねえ…」

後編ではkentさんが自信を持てないと感じる理由、他のアウトロー採用参加者についてなどをお聞きします。